気を失う前に横の友達が手をつかんでいたり、後ろの人が腰に手を回していたり、まあ怪しいといえば怪しいです。
で、
『なぜこんなアピールプレーをするのか』
という疑問があがります。
答えはオバマケアです。
オバマケア、アフォーダブルケアという言葉をご存知でしょうか?
ニュースで何度もでてくるのでアメリカに住んでいれば(住んでいなくても?)聞き覚えのある言葉だと思います。
オバマケアって何?
もしかしたら多くの人が思っていることかもしれません。
オバマケアとは、医療保険制度を改革する法律の愛称です。もともとはアフォーダブルケア(Affordable care)という名前なのですが、オバマがこれに賛同し、推進しているため、オバマケアと呼ばれています。
アメリカでは人口の20%が無保険者といわれています。この20%の人たちにはうれしい法律かもしれません。安価に治療が受けられうようになるのですから。一方残りの80%、つまり保険に加入している人は正直あまりインパクトはないかもしれませんね。ま、今回の政府機関の閉鎖はこのオバマケアの邪魔をするために野党が政府債務の引き上げを拒否したために起こったものなので、あながち全く関係ねえわけではないですが。
いまの医療保険の何が問題なのか?
こちらのサイトにわかりやすく書いてありましたので紹介します。
医療費が巨額になったからといって加入している保険のプランから追い出されることもないし、保険金の支払に上限を設けることもできない。また、医療費の自己負担分も年間で一人当たり6350ドル(約62万円) 、家族当たり1万2700ドル(約125万円)を超えてはならないとされている。大きな病気や事故でこの上限を超えた費用がかかる場合、その分は全額、医療保険が負担することになる
http://www.huffingtonpost.jp/2013/10/16/obamacare-question_n_4106162.html
それに対してオバマケアは何をしようといているのか
これも先ほどのサイトにわかりやすく書いてあります。
オバマケアは 「エッセンシャル・ヘルス・ベネフィット」(基本的医療給付) も規定していて、あらゆる医療保険プランに保険適用が義務付けられている。これには薬の処方や妊産婦医療も含まれる。今の医療保険には、この規定のないプランもたくさんある。この規定によると、人間ドックや避妊も追加料金なしで利用できるようになる。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/10/16/obamacare-question_n_4106162.html
日本は絶対に社会保険か国民保険に加入しなければならないので、なかなかピンとこないかもしれませんね。
オバマケアが施行されたらどうなる?
医療保険の見直しがはじまるので、保険料が上がるかもしれません。今まで保険に入っていなかった層が安価で保険に加入し、そして医療機関が回収した保険料で出費をカバーできなくなった場合、当然そのしわ寄せは保険料の引き上げという形でやってくるでしょう。
超絶サマリーなので、詳しく知りたい方は専門のサイトを見てください!
それにしても、政府機関のストップはすごいですよね。日本では考えられないです。一番インパクトがあったのは国立公園の閉鎖です。グランドキャニオンとかセドナとかヨセミテとか日本のみなさんにも馴染み深い場所もぜーーーんぶ入場不可になっていました。私ごとですが、ちょうどその時にデスバレーにいきたいなぁなんて思っていたので、マジむかつきましたね。
やばいですね。右肩上がりだった経済が一気に失速しています。
おそらく落ち着いたら回復に向かうと思いますが、一過性とはいえ、足かせとなったのは間違いありません。政府が経済の足を引っ張ってどうすんだよ。