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米国WEBアナリストがみる2016年のSEOトレンド6選

2016年ももう半ばですが、海外記事を参考に2016年のSEOトレンドをご紹介します。

改めてリストしてみると、昨年からちらほら出ていた言葉が、今年になってかなり大事だ大事だと叫ばれているパターンが多いですね。

誰かがどこかでシグナルを出しているときは、それなりの根拠があるのだと思います。

ソーシャルメディアコンテンツに力をいれよ

米国においては実に76%のマーケターがソーシャルメディアを利用してマーケティング活動をしています。

意外に知らない人が多いですが、FacebookやTwitterのプロフィールページやFacebookページ(ファンページ)はGoogleやYahooなどの検索結果に表示されます。全てではないですが、Googleが重要だと判断したものに関しては通常のWebページと同様のアルゴリズムをとおり、検索結果に出てくるようです。

参考:https://searchenginewatch.com/sew/news/2325343/matt-cutts-facebook-twitter-social-signals-not-part-of-google-search-ranking-algorithms

FacebookもTwitterもアカウントを作るのは無料ですし、仕組み上、シェアをされやすい(バズを生みやすい)ので、アクセス数を稼ぐという意味ではとても有効な手段かと思います。

jtb_google

動画コンテンツは検索エンジンにインデックスされる

現時点で検索エンジンにコンテンツの内容を”認識させる”には文字が一番有効な手段です。

しかし、これはあくまでもベースライン。検索エンジンは実は他にもいろいろなものをインデックスしています。その中で最も注目されているのが動画です。このように通常検索の結果にも出ていますが、

video_google

GoogleにはVideo検索機能があります。

video_search

実はこれらの検索を多用している人がいることを忘れてはいけません。私は文字検索(Web検索)が99%ですが、話を聞くと、画像検索動画検索を利用している人も多くいるようです。

その理由の一つが、「文字でみてもよくわからないから」とのこと。

確かに専門分野じゃないものを検索していきなり文字で理解しようとするのは難しいです。昨今ではWEBサイト構築やSEOに関しても一般の方が自力で実施することも多く、私のクライアントも画像検索や動画検索でなんんとなく雰囲気をつかんでいる とおっしゃっていました。

数値で見る動画コンテンツの重要性

- Google検索結果の62%には動画コンテンツが含まれている -
- 検索結果において、動画コンテンツは文字だけのページに比べて50倍良い位置に表示されている -
- 動画を含むコンテンツは文字だけのコンテンツにくらべて41%CTR(Click Through Rate)が高い -
- 検索結果に表示されるサムネイルが動画だと、流入数が2倍になる -
- 動画を含むページは文字だけのページと比べて滞在時間が2分長い -

参考:https://www.brainshark.com/ideas-blog/2013/August/6-cool-stats-about-video-seo

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モバイルフレンドリー化は絶対しないとダメ

数年前から叫ばれているモバイルフレンドリー化ですが、2016年の現在では、もはや”言わずもがな”の必須事項です。Webサイトをお持ちの方ならば、GoogleAnalyitcsでデバイスごとの流入数をご確認されるとよいです。おそらくほとんどのサイトでモバイルからのアクセスの伸びが、PCからのそれを凌駕していると思います。

もしくは、トータルアクセスが安定しているサイトでは、モバイル増、PC減 のような兆候が見られるのではないかと思います。

Googleもモバイルフレンドリーなサイトの作成を推進しており、Googleが提供するテストツールも存在します。
https://testmysite.thinkwithgoogle.com/

数値でみるモバイルフレンドリー対応の重要性

- 米国において5人中4人はショッピングにスマートフォンを利用している -
- モバイルからの検索の70%が1時間以内に何かしらのオンラインアクションを実施している -
- 1億2千万人以上の人がモバイルからインターネットにアクセスしている -
- 全世界のインターネットアクセスの15%はモバイルによるものである -
- モバイルユーザーの95%は現在位置に近い情報を検索している-

参考:

7 Mobile Marketing Stats That Will Blow Your Mind


http://www.socialmediatoday.com/content/70-mobile-searches-lead-action-within-1-hour-infographic
http://dev.mobify.com/blog/13-stats-to-convince-your-boss-to-invest-in-mobile-in-2013/)
http://www.newtarget.com/global-mobile-traffic-now-accounts-15-all-internet-traffic
https://adwords.googleblog.com/2011/04/smartphone-user-study-shows-mobile.html

ボイスサーチ対策はできているか

Apple(Siri),Microsoft(Cortana),Google(Google Now)などによる音声認識機能の信頼性の向上によりボイスサーチの利用率は飛躍的に増加しています。

主に運転中や料理中、テレビを視聴中などマルチタスクをこなしているときに利用されているようです。

主な利用シーン
voice-over
出典:http://www.seonick.net/7-simple-seo-tricks-to-improve-your-2016-seo/

アプリストアページも検索エンジン結果にでる

スマートフォンの利用時間のうち89%はアプリを利用しているとのことです。そして85%の人はPCやモバイルのウェブサイトをみるよりもアプリを利用することを好むとのことです。

参考:https://www.searchenginejournal.com/2014-mobile-landscape-25-statistics-will-drive-future-mobile-marketing-infographic/89507/

このままのトレンドでいくと、アプリを持たないサイトはロイヤルカスタマーを獲得するのが非常に難しくなりそうです。そしてもしアプリを持っているサイトはいかにそれらをダウンロードさせるかを考えるべきかもしれません。

アプリのダウンロードリンクは検索エンジンの結果に表示されます。例えば米国でebayを検索すると2番目にGoogle Playのアプリダウンロードページが出てきます(6/13/2016現在)。

ebay

現在位置に関連したSEOを忘れずに

先に紹介したように95%の人は位置情報を利用した検索をしています。それらのユーザーを捕まえたい場合は自身のサービスの位置情報を検索エンジンに載せる必要があります。Googleであればマイビジネスサービスを使って、ローカル情報を登録しましょう。

数値でみる現在位置に関連したSEO対応の重要性

- モバイルサーチを利用したユーザーの50%はその日のうちにお店を訪れる -

まとめ

今回ご紹介した内容はご覧のとおりタグやリンク施策のようなテクニカルなものではなく、アクセス数ひいては売り上げを伸ばすためにやらなければいけないことです。

小手先のテクニックでSEOがどうにかなる時代はとうに過ぎており、包括的にマーケティングをしていく必要があります。

どうSEOをするかよりもどの分野のSEOをするかに注目するのが2016年のSEOトレンドといえるかもしれません。

参考記事
http://www.seonick.net/7-simple-seo-tricks-to-improve-your-2016-seo/"
https://www.sitepoint.com/seo-trends-in-2016/

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