
このブログでも何度も紹介した、紙芝居方式で進む動画です。
今回はYour Brain on Crack Cocaineというタイトルの動画の紹介です。
日本の芸能界でもノリピーやマーシー、小向美奈子、しみけん、などが、覚せい剤で逮捕されるニュースがちょこちょこ流れています。
普通の教育を受けてきた人なら絶対に手を出さないと思うのですが、中途半端に金があって、心の弱い人ははまってしまうみたいですね。
この動画はコカインに限ったものだと思いますが、吸引するとどうなるかを分かりやすく説明しています。
※動画はページの一番下に表示されます。
アメリカと薬物
感覚ですが、アメリカは日本よりもはるかに薬物が手に入りやすい環境だと思います。
大麻とハードドラッグを混同して言うことはできませんが、大麻なんて処方箋があれば公衆の面前でどうどうと吸えてしまいますし、
大麻を合法化するかどうかの審議が州議会にかけられるくらい、支持者を集めています。
ちなみに、世界的なコカインの流通はこちらです。
コカインは主に南米で生産され、アメリカ、ヨーロッパに輸出されます。
詳しいレポートはこちらのサイト、、というかPDFに乗っていますので、ご興味ある方はどうぞ。
http://www.unodc.org/documents/wdr/WDR_2010/1.3_The_globa_cocaine_market.pdf
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インターネットと薬物
インターネットにもドラッグの闇が覆いかかっているようです。
恥ずかしながら、このSild loadというサイトの摘発劇については全く知りませんでした。
FBI、不正薬物の闇市場「Silk Road」を摘発
巨万の富を築いたとありますが、いったいおいくら万円なんでしょう?
こちらのサイトに金額が掲載されていますね。
違法薬物から暗殺依頼まで、闇市場Webサイト「Silk Road」が閉鎖
逮捕時に360万米ドル分(約3億5000万円)のビットコインを差し押さえ。
2年半の運営期間中に、約12億米ドル(約1166億5千万円)相当の売り上げと、約8000万米ドル(約77億8千万円)相当の手数料があったようです。
もう閉鎖されてしまったのでアクセスはできませんが、これがそのSilk Loadのサイトです。
普通に考えて、2年半も警察の手入れが入らずに運営できるわけないですよね? どんな手をつかったのでしょう?
こちらがその答えです。
Silk Road が長期にわたり運営できた理由の一部に、匿名通信システム「The Onion Router(TOR)」ネットワーク上の秘匿サービスとしてホストされていた点があげられます。TOR を利用すると、暗号化されたリクエストの経路を自発的に担う PC のネットワークにより、匿名の通信が可能になります。このため、すべてのトラッフィクは、ネットワーク内の監視ツールから隠ぺいされます。本来 TOR は、犯罪やそれに近い目的というよりも、一般的にオンライン上での匿名を希望するユーザや、インターネットへの接続が規制されている国々に住むユーザよって使用されるものです。
出典:インターネットの深層に潜む闇市場:「Silk Road」は氷山の一角 http://blog.trendmicro.co.jp/archives/7951
この仕組みを考えると、確かに違法サイトはまだまだあるでしょうね。
実住所と違って、サイトのURLなんて、特定の人しか分からないですから。
例えば http://www.ajowjidajsojfwaoejfoo.com とか、でドメインをとってしまえば、偶然に発見する人もいないでしょう。
まあリンクを張られたりしたら気づかれますが、その辺はログイン認証させて訪問者をトラックしておけば漏洩の抑止力になるのかもしれません。
日本でもこういった闇サイトってあるでしょうね。警察は存在に気づいていてもわざと泳がせて、購入した顧客を捕まえる。もしくは、さらに泳がせてその先の組織をつぶしにかかろうとしているかもしれません。
日本にもあるサイバー警察。どんな情報をもっているんでしょうか。気になります。
追記 2014/1/6
Silk Roadに関する記事がでていましたので追記します。
Silk Roadは閉鎖されましたが、弊社からわずか1ヶ月後にはsilk Road2.0なるものが登場したようです。アクセスするにはTorというソフトウェアを通す必要があるようです。
Tor ・・・ Tor(トーア、The Onion Router)は、TCP/IPにおける接続経路の匿名化を実現するための規格、及びそのリファレンス実装であるソフトウェアの名称
wikipediaより
このSilk Roadですが、米国では薬物使用者の約18%、英国では10%、オーストラリアでは7%が利用していたとのこと。すさまじい利用率です。新しくローンチされたSilk Road2.0、また取締りが入って閉鎖されるでしょうが、すぐに3.0,4.0がでてくることは間違いないでしょう。
違法サイトを肯定するつもりはさらさらないですが、特にIT分野における技術の進化って、こういういたちごっこを経て進化している感もあります。追いつ追われつテクノロジーが発展していくのであれば、またこれも必要悪ということなのでしょうか。
追記 2014/3/7
TORに関する記事があがっていましたので追記します。(英語です。)
Tor Network used to Host 900 Botnets and hidden Darknet Markets
TORとは匿名でのインターネットアクセスを可能にすることからジャーナリストや活動家の間で利用されているサービスです。現在では約900のBOTNET*、5500以上の違法サイトで利用されているといわれています。
BOTNET:悪意を持って作られ、インターネットを使って遠隔操作されるコンピュータ郡
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