第2の通貨として人気を博しているビットコインですが、そのグレーな位置づけから現在は課税対象となっていません。
つまりビットコインでの収益には税金を払わなくてよいということです。
人気のひとつにこの無課税の側面があると思うのですが、世の中はそんなに甘くはないようです。
Bitcoin will be taxed like property
これはアメリカのIRS(Internal Revenue Service)という、日本の国税みたいなところが発表したコメントです。
時期についは言及されていませんが、ビットコインも課税対象にするということを明言しました。
政府も税収がなくなったら困るので普通に考えれば当然ですよね。
国の税収が減ると国民の生活にも影響してくるので、まぁ必要悪というか、騒ぎ立ててもしかたのないことだと思います。
課税対象後のビットコイン
そうなってくるとビットコイン存続の可能性が俄然興味がでてきます。
Tax heaven的側面を取ると、1.所有者がわからないという匿名性と、2.価値が乱高下するギャンブル性、それから3.手数料なしで即時送金が可能という簡易性が現金と比較したときのメリットとなります。
1.所有者がわからないという匿名性
この用途は非常に需要がありそうですが、多くは良いことには使われなさそうです。
2.価値が乱高下するギャンブル性
株だと株価が上下するには必ず理由があります。当該会社の商品やサービスが将来低に上向きと思われれば株価はあがり、逆であれば当然下方へ向かいます。私の勉強不足かもしれませんが、ビットコインはこの部分がすごく不透明なきがします。
もちろん世界情勢や他の通貨の価値変動が影響しているとは思いますが、いまいちはっきりしません。
3.即時送金が可能という簡易性
ビットコインには胴元が存在せず、コインの交換は所有者同士の同意のもとで自由に行われます。取引所を使う場合は別として、個人個人がやりとりをするだけならば手数料はかかりません。この点は現代の貨幣に比べて大きなアドバンテージとなりえます。
これらを考慮するとおのずとビットコインの未来が見えてきます。
いまのところは40対60で「悪い使われ方をするかそこまで普及しないかのどちらか」というのが僕の感覚ですが、皆さんいかがでしょうか?
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