Facebookをマーケティングに活用しようする人が陥りがちなのが、とりあえずファンを増やすことに注力してその後何もしないことです。
例えばプレゼントキャンペーンを行って、2000人のファンを獲得できたとします。
あなたがファンページ上で何かを投稿すれば、約2000人のウォールにはその投稿が表示されます。(全員のウォールにポストされるわけではありません)
しかし、もしその投稿があまり意味がないものだったらどうでしょうか。
おそらく読まれもしないでしょう。
そもそもキャンペーンによって増えた2000人のファンはあなたのサービスや商品にどれだけ興味があるか分かりません。
ただプレゼントがほしくてLikeを押しただけの有象無象の人達かもしれません。
プレゼントを用意するのも、キャンペーンを行うのもコストがかかります。たった2000人ぽっちのFacebookウォールに読まれもしない書き込みがされることでこのコストを回収できるでしょうか?
時間の無駄です。
ではどうやったらこのコストに見合った対価を得ることができるでしょうか?
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どうやってコストを回収するか
この2000人に、あなたのプロダクトやサービスを広めてもらう広告塔になってもらわなければ意味がありません。
それならば、次にやることは明確です。
この2000人を動かせばいい。
一番わかりやすいのは、自然に『シェアしたい!』と思わせるコンテンツを配信することです。
そして一番シェアされやすいのが動画です。
理由は簡単で、コンテンツをみるのにエネルギーがいらないからです。よほどその分野に興味があるか、調査中でもなければ文字を読ませるのは至難の業ですが、動画メディアは垂れ流される情報を受け取るだけです。
ソーシャルメディアと動画の相性を図るのに一番わかりやすいのが昨今のバイラルメディアの躍進です。
今アメリカで勢いのあるバイラルメディアと呼ばれるサービスのコンテンツはことごとく動画を活用しています。
UPWORTHY
Know More
この流れはすでに日本へも届いています。日本のバイラルメディアはこちら。
Whats
dropout
これらの動画はさまざまなコメントとともにシェアされていきます。あなたのサービスやプロダクト名が記載されることもあるでしょう。
もしあなたの作成した動画がこういったシェアの流れに乗れれば、ここで初めて存在が認知され、ブランディングがはじまるわけです。
ではどういう動画をつくればよいのでしょうか?
参考にしたい動画
例えばCNNが発表したこの動画をご覧ください。60秒間に稼ぐ額を有名人や一般人ごとに表現しています。
http://money.cnn.com/interactive/economy/sixty-seconds-of-salary/
最後まで見てしまいますよね。
この感覚です。
論理的に説明できないのが申し訳ないですが、わかりやすくて、”なるほどポイント”があることが重要です。
ちなみに、この動画の優れたところはもうひとつあります。
動画をどこにホストするか
動画が張られているURLに注目してください。http://money.cnn.com/ です。VimeoでもYoutubeでもありません。CNNが自ら動画を保有しており、他サイトでEnbedできないようにしています。
これが意味するものはなんでしょうか?
答えはリンクジュースの獲得です。
この動画をシェアするためには、CNNのこのページをシェアしなければいけません。
YoutubeやVimeoを使う限り、どんなにいい動画をYoutubeやVimeoに投稿してView数を稼いでも、被リンク(リンクジュース)はYoutubeやVimeoに持っていかれてしまします。
これではあなたのWebサイトの価値があがりません。
Webサイトにほとんどアクセスがきていない状態ならばシェアされやすいYoutubeやVimeoを使うのもありですが、ある程度アクセスを期待できるサイトならば、例であげたように自身のサイトに動画を保有するほうが、はるかにWeb資産を築くことができます。
もしこの独自動画に興味がある方は下記サービスを参照ください。海外のサイトですが評価が高いようです。
http://wistia.com/
YoutubeやVimeoといったオンラインの動画投稿ポータルを否定する気はありませんが、ただただ資産を搾取されるのはもったいないので、TIPSということで覚えておいていただければ幸いです。
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