オフィスの騒音が気になって集中できない。
そんな悩みやストレスを感じている人は多いのではないでしょうか。
プログラマーに関して言えば、一度集中力が切れるとリカバリするのに結構時間がかかります。
そんな時、一番簡単な解決法はイヤホンで音楽を聴くことです。人によっては音楽を聴いていたほうが集中力が高まるケースもあるでしょう。
しかし、果たして音楽と生産性は比例するものなのでしょうか?検証してみました。
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音楽と生産性に相関関係はあるのか?
イギリスの研究機関PPLとPRSの報告によると、71.2%の企業で音楽をかけることでモラルと生産性の向上が見られたとのことです。
ちなみにこちらの調査は中小企業を中心に複数の産業を対象に行ったものです。
そもそも音楽をあまり聴かない人には効果は薄いかもしれないので、いうならば、「日常的に音楽をきくことによってストレス発散や気分を高揚させること出来る人には、仕事中の音楽は生産性向上に役立つ」というところでしょう。
アメリカのSongza社が行った別の調査では、驚くべきことに42%の人が生産性があがる曲として Maroon5 の Moves Like Jagger と GotyeのSomebody That I Used to Know の2曲を挙げたとのことです。
しかし、台湾で行われた調査では歌詞がついている音楽は逆に生産性を減少させる結果となったと報告しています。効果があるのは歌詞がないBGMに限るということですね。
なんで音楽を聴くと仕事がはかどるのか?
そもそも音楽と生産性の因果関係はなんなのでしょうか?どのようにして感情に変化を与えるのでしょうか?
英語だとarousal、日本語だと覚醒という言葉がマッチします。
音楽を聴くと脳内の側坐核というところでドーパミンがどばどば出るそうです。このドーパミンは人が喜びを感じたときに発せられる物質です。
おいしいものを食べたとき、Facebookの投稿にコメントがついた、好きな子に告白された時にも同様にドーパミンが放出されます。
このように音楽は脳内に直接働きかけ、肉体的、精神的、感情的に良い効果をもたらすため、気持ちよく仕事が出来る=仕事の生産性をあげる ことができるということです。
どんなジャンルの音楽がよいか?
どういったジャンルの音楽が生産性向上に効果があるのでしょうか?
先ほど挙げたMaroon5やGoyteの例と矛盾してしまいますが、クラシック音楽が最も効果が高いようです。
これはモーツアルト効果とも言われ、アマデウスなどクラシックを聞いていると長時間脳を使ったり、問題解決力が必要な場合に効果があるといわれています。
ただし、音楽にも好みがあり、効果は人によって異なるため、クラシックの効用は一般論として捉えたほうが良いと思います。
適度な騒音は生産性を向上させる
カフェでの勉強や仕事が好きという方、多いと思います。
よく知られていることですが、全くの無音空間で集中することは実は難しく、適度な騒音が逆に意識を集中させるのに丁度いいと言われています。
しかしなぜ、無音よりも適度な騒音がよいのでしょうか?
理由の1つに自然に呼吸をするタイミングが図れるようになる ということが挙げられます。無意識下で騒音の中にリズムを見つけ、呼吸すること自体に労力を使う必要がなくなります。
どうでしょう?カフェで勉強や仕事がしたくなってきましたか?
そんなあなたにはインスタントでカフェ空間を作れるこちらのWebサービスをご利用ください。
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