あるテレビコマーシャルが一部の人間から非難を受けました。登場する両親の人種が異なるからです。それに対して子供がどう感じるかをインタビューしています。
この動画を通して二つ発見がありました。
ひとつは動画の趣旨である人種差別に対する子供たちの見解が予想以上にPUREだったこと。僕の偏った考えではアメリカは人種の坩堝であり、子供は小さいうちに肌の違いに対する反応、考え方を親、または学校から教え込まれていると思っていました。ただ思い返してみると、小学生くらいまでは黒人、白人、ラティーノ、アジア人入り混じってみんなで遊んでいる光景をみかけることがあります。
たとえば車で信号待ちをしていると人種入り混じった子供たちがスケートボードにのって和気藹々と道を渡っていたりします。当たり前の光景ですが、なんかホッコリします。
それが年齢を重ねるにつれて、同じ人種と集まるようになり、成人になるとそれは歴然になります。
時代とともに教育方法もとりまく環境も変化していくので、もしかしたらこの子供たちが大人になるころには人種入り混じって遊んでいる光景を目にすることがあるかもしれませんね、
二つ目の発見は子供たちの意見についてです。
同じ質問を日本でしたらどうなるでしょうか?おそらく、もじもじして2言、3言リアクションしておしまいではないでしょうか?それもインタビュアーが誘導してやっとなような気がします。
この動画の子供たちはどうでしょう?年齢にばらつきはありますが、あの歳でしっかり自分の意見を自分の言葉で話しています。
水色の服を着た女の子なんて、中に大人が入っているんじゃないかと思いました。
広く知れわたっていることですが、アメリカは個性の国です。意見がない人は何も考えてない人と思われてしまいます。
どんなにひっこみじあんでシャイな人でも確実に自分の意見をもっています。
これこそがアメリカの経済とか世界的地位をゆるぎないものにしている源泉なのだと思います。
一人ひとりがエンジンを持っている感じですかね。だからモノが動く。人が動く。世界が動く。
ちょっと動画の趣旨とは関係ないコメントもしてしまいましたが、思うところがあったので載せておきます。