アメリカに住む 英語

海外留学を考えている人へ今僕が言いたいこと

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2008年夏。私は8年におよぶ日本でのサラリーマン生活に終止符を打ち、アメリカへとやってきました。友人も親戚のつてもなんにもありません。どこかの企業に引き抜かれたなんてかっこいい経緯もありません。

ただ一人の日本人学生としてこの地に降り立ちました。

気づけばあれから6年の月日が流れて、周りの友人、環境、生活も大分変わってきました。

6年という時間が長いのか、短いのかはわかりません。

ある一人の留学者の事実ということで

この投稿が誰かの助けになればと思います。

留学を考えている方へ

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海外留学がさして珍しくもなくなった昨今、実にさまざまな方が海外へ夢と希望を持って旅立っていきます。

海外に目を向けて、自らの足でその第一歩を踏み出すことは本当にすばらしいことだと思います。

もしかして、留学をしようとしているあなたに 『現実逃避だろ』 とか 『どうせすぐリタイアするよ』 という人がいたりしますか?

そんなことを気にする必要は全くありません。

『行こう!』 と思ったら 行ってみてください。

そういう強い気持ちって人生で何度もあるものではありません。迷っているうちに『不安』とか『妥協』が首をもたげてきます。

使い古された言葉ですが、やらない後悔よりやった後悔です。

留学の目的について

留学の目的は人それぞれだと思いますが、大多数の方は英語が話せるようになるためだと思います。

しかしこの 『英語が話せるようになるため』 というのが曲者です。

『英語が話せる』の定義は人それぞれですからね。

ある人にはスーパーでお買い物が出来ることが英語が話せることかもしれません。

ある人にはノンネイティブとなんとか意思の疎通が出来ることが英語が話せることかも知れません。

ある人には仕事で英語を使えてはじめて英語が話せると思うかもしれません。

実にさまざまな思いを胸に留学生たちは海外に暮らしているわけです。

思いも様々ですから、留学生の生活の仕方も大分違います。

留学生のパターン

留学生には大きく3つのパターンがあります。*あくまでも私の経験したアメリカ西海岸の語学学校生の話としてお聞きください。

  • パターン1: 日本人としか遊ばない。学校もほとんど来ない。英語は使わない。家で日本のネット動画をみて日々を過ごす。
  • パターン2: 日本人ともそれ以外とも遊ぶ。学校はちゃんとくる。英語は一定レベルまでは向上するが、そのうち頭打ちする。
  • パターン3: 日本人とつるまない。かたくななまでに日本人を嫌い、日本語で話しかけると嫌な顔をする。だいたい1、2年くらいすると角がとれて、日本人とも遊んだりし始める。

細かく言えばもっとありますが、大体こんな感じです。

パターン1は論外だろ?と思う人も多いと思いますが、意外にこの類の人はたくさんいます。 半年以上いて英語で1分も会話ができない人は結構いました。

留学経験者が口を酸っぱくして言っていますが

海外に住んだだけでは外国語をしゃべれるようにはなりません

ハンバーガーを食べたからって、コーラを飲んだからって、英語がしゃべれるわけじゃありません。 

これが現実です。

英語はしゃべってナンボです。一歩外にでたらみんな英語の先生です。その環境を得るために高い留学費を払うわけです。

パターン2が一番多いケースです。 それなりに英語も上達しますが、あくまでも語学学校やレストランの注文で使える程度です。

語学学校では通常、英語のレベルによってクラス分けがされていますが、一番上のレベルになっても実社会ではまた苦しい思いをします。

パターン3に類する人も多少なりともいます。なぜかこのパターンの人でもうまくしゃべれない人がいます。このあたりが語学は才能といわれる所以かもしれませんね。最初はとげとげしていますが、しばらくすると日本人とも交流を持つようになります。

語学学校という村について

私が留学する前に同じく留学していた友人に言われた言葉があります。

『語学学校の英語はあくまで語学学校の英語。実社会のそれとは全く違う』

そのとおりだと思います。

語学学校で一番上のレベルにいったからといって安心しないでください。それはあくまでも語学学校という村での話。村の外では誰もあなたに気をつかって話してくれないし、注意してあなたの話を聞いてくれることもありません。

恐らく語学学校に入ってすぐに恥ずかしい思いをすると思いますが、実社会にでてまた恥ずかしい思いをします。これはほとんどの人が経験するので安心してください。あなたが特別じゃありません。

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なぜ海外にいるのかを考える

大半の留学生は語学学校でESLというクラスをとります。ESLとはEnglish Second Languageの略で、英語の一般教育のことです。

私としてはこのESLというのが良ろしくないと思っています。

理由は 明確な目的がないから です。

試験を受けるわけでもなく、ただただ毎日英語の授業を受ける。毎日学校に行っているから大丈夫という根拠のない自信で留学を終え、ふたを開けてみたらほとんど英語が話せない。

不毛です。日本で駅前留学しているのと変わりません。

じゃあどうするか。

分かりやすいところだと、TOEICTOEFLの試験を受けることです。やった分だけ数字にでます。今後の人生でも使えます。

私の場合はまずUCLAでマーケティングのエクステンションを受講することが一つ目の目標だったのでTOEFLのスコアが必要でした。そのため、ひたすらにスコアをとるために勉強しまくりました。

これがTOEICではなくてTOEFLだったことも良かったともいます。理由はスピーキングのテストがあるからです。マークシート方式のTOEICと違いTOEFLはリーディング・リスニングに加えて、ライティングとスピーキングのテストがあります。

英検のようなインタビューではなく、スピーチをします。問題は7問くらいあって、出題から解答までのシンキングタイムはたったの5秒。しびれます。そこそこ英語にかぶれていないとなかなか言葉はでてきません

リーディングにしても相当な量の文章を短時間で読まされるのでこれも英語慣れしていないときついです。

TOEFLクラスを受講している生徒は大学進学やマスターなど次のステップを考えているため、さっさとスコアを取って語学学校を脱出したいわけです。なので本当に真剣。

というわけで、TOEFLの生徒はESLの生徒よりもかなり真面目です。

真面目に英語を勉強したいならTOEFLクラスが絶対おすすめです。

語学学校の次に何をするか

学生ビザで滞在できる最大期間は5年です。信じられないかもしれませんが、5年間ずっと語学学校に在籍している人もいます。在籍しているというだけで、行っているわけではありません。

学生ビザで滞在しながら、隠れてキャバクラとかレストランとかで働いています。(アメリカにおいて学生ビザで就労することは違法です)

もちろんダンスやアート、アメリカでしかできないテクニックを習得するために、学生ビザという隠れ蓑をかぶって滞在している人もいます。

学生ビザで働くことを奨励する気はさらさらありませんが、こういう人はまだいいです。夢がありますから。自分で人生の舵取りができます。

一方、ただただなんとなくバイトをしてアメリカにいることに満足してしまっている人。結構います。

人それぞれ価値観は違いますが、私はこれこそ人生の無駄遣いだと思ってしまいます。もしずっとアメリカにいたいのならば次のステップへ進まなければいけません。

海外で働いてみる

留学を意味のあるものにするために私が一番言いたいのは実はこれです。

たくさん学んだらアウトプットしなければ意味がありません。

海外で働くことを目的とする というのはいい目標だと思います。この場合の働くとは賃金をもらって働くということです。お金が発生するということは皆真剣になります。

仕事の現場ではわからなくても、理解されなくても流れていく友達同士の会話とは違い、しっかりと内容を把握し、自分の意思を相手に伝える必要があります。

それまでにない壁にぶち当たるかもしれませんが、ここで初めてその国の社会に入り込んだと言えるでしょう。

もっといえば、ここまで考えていればきっとあなたの留学は成功します。

留学前の準備

留学を決めてから旅立つまでの時間をどう過ごすか。これはとても大事なことです。技術云々というよりも、これだけやったという気持ちの部分が大きいと思います。

それではどんな勉強をしたらよいでしょうか。

TOEICの試験日を留学直前に設けて、その勉強をひたすらしてください。

留学するという目標がすぐ先にあるので、モチベーションはMAXです。ここでがんばれなければ留学先でもがんばれません。

目安ですが600点くらいとれれば、現地でタクシーに乗ったり買い物したりはなんとか出来ると思います。すでにそのくらいのスコアを持っている人はさらに上を目指してスタートダッシュを決めてしまいましょう。

いやいや、ぜんぜんそんなスコアないんだけど。。。 という方。安心してください。そういう人は語学学校にたっっっっくさんいます。今はTOEICを通じて英語の雰囲気をつかんでおけばOKです。

あれ?さっきはTOEFLを勧めてなかった?とお思いの方、理由を話します。

それは期間の問題です。正直、数週間、数ヶ月ではTOEFLを受講するには短すぎます。結果が出る前に留学の日を向かえてしまい、本来の目的である自信を身につけることができないかもしれません。

対してTOEICは比較的短期間で結果がでます。やった分だけスコアも上がってくるでしょう。ちなみに私は1ヶ月半くらい勉強して150点くらい挙がりました。(満点は990点)

TOEIC対策としては、本屋に行って対策本を探してくるのもいいですが、企業がプログラムを出しているところもあります。こっちのほうが次に何をすればいいかナビゲーションしてくれるので楽かもしれませんね。

プログラムの1つ。マルチデバイス対応とか、時代も変わりましたね。


保険について

留学生が結構甘く見ているのが保険です。留学エージェントを通している人は恐らく全員加入してから留学してきますが、個人で来ている人、もしくは、1年以上滞在していて当初の保険が切れた人は、わりとほったらかしで無保険状態の人がいます。

これ、ほんとに危険です。

破産します。

ちなみに私のいるアメリカでは自己破産の多くは医療費によるものです。私の友人でも不慮の事故でうん千万の請求をされていました。保険に入っていなければGameOverです。

保険会社はAIUがお勧めです。恐らく留学エージェントにもここを勧められると思います。かくいう私もAIUのお世話になっていて、6年間で一度だけ病院にいったことがあるのですが、全額保障でした。コールセンターも日本語OKなので、楽チンです。

9割以上の方が留学保険に加入
留学保険ならAIU

留学したいけど今はまだ無理!という方

お金や家族などの都合で今すぐは留学にいけない方もいるでしょう。

そんな方はオンラインでできる英語習得プログラムがおすすめです。ホリエモンがスカイプを使った英会話サービスを紹介していたのは2年ほど前ですが、今では様々な会社が同様のサービスを提供しています。

オンライン英会話サービスはなんといっても値段が安いのが魅力です。

しかもビデオコールすれば対面授業と遜色ありません。

英語を聞き取るうえで、相手の口の動きや表情をみることができるのってとても重要です。英語があまり聞き取れなくても、表情を手がかりに内容を把握することができるからです。

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住まいについて

学校が変わったり、仕事を始めたりすると当然引っ越しが必要になります。特に分かりづらいデポジットの返金についてまとめましたのでご参照ください。
アメリカで引越しをする方必見! セキュリティデポジットはいくら返金されるもの?

留学したいけど、どこに頼めばいい?

語学学校の入学手続き、住まいの契約、ビザの申請 など、海外留学するため必要なことは結構多いです。個人でやろうと思えばできないことはないですが、正直、時間と労力の無駄です。

留学エージェントを使いましょう。手数料がかかるので個人でやるより高くつきますが、早いし、正確です。ビザ取得は一度はじかれると、再申請に時間がかかります。

個人で時間かけてやっと申請したのに、書類不備ではじかれた なんていったら目も当てられません。

便利なものは使いましょう。

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つづく

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