カースタントのどっきりを仕掛けたり、Youtubeを使ったバイラルマーケティングを実践しているPepsi Max の新たな広告です。
過去記事『話題のPepsi Maxどっきりを批判した人へどっきりで制裁』
今回はイギリスで実施されたものです。
バス停に液晶スクリーンを埋め込み、ありえない状況を作り出すというものです。
一見すると透明なガラスが張られているだけなので、向こう側が透けてみえるだけなのですが、微妙に”違和感”を入れているところが秀逸です。
UFOがきたり、巨大タコが現れたり、トラが向かってきたりしていて、結構みんなだまされています。
そして、「一体どうなっているんだろう?」とガラスの向こう側に行くとデカデカと”PEPSI MAX”のロゴ。
これです。
きっとこの仕掛けを見た人はこう言うでしょう。
「ペプシが仕掛けたどっきりの・・・」
「・・・・っていうことがあってペプシだった」
さらに、動画でも移っていますが、みんなスマートフォンで撮影しておそらくFacebookやVineで公開するでしょう。バイラルのできあがりです。
かくいう私もこのブログでバイラルに一役かっています。
うまいですね。
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いまさらですが、バイラルを生み出すにはシェアしてもらわなければいけません。人が自分のアカウントを使ってでもシェアしたいと思うものは、「なるほどねー、知らなかったー」とか「これたぶん知らない人多いよね」とか「不思議だ!」とか「やばい、おもろいww」とかだと思います。
要はそれらを刺激してあげればいいんです。
このPepsi Maxの広告だって、自分が体験したら確実にSNSで言いますよね。
思うこと
僕が知らないだけかもしれませんが、日本の大手企業でこういった取り組みをしているところってないですよね。
ソーシャルメディアをつかったマーケティングが必要だー!、弊社もやっているぞー! とかよく効きますが、あくまでオンライン上で生成されたものをオンラインに載せてバイラルを生み出そうとしているだけ。
このペプシのようにオフラインからオンラインへ波及させていく手法はしていないと思います。
一見お金がかかりますからね。
だけど、それによる宣伝効果を考えれば、「オンラインキャンペーン!いいねを押すと抽選で10名様に・・・・」なんて、既に使い古された、クラシックなオンラインマーケティングをやるくらいなら(その景品にお金をかけるくらいなら)、ちょっと冒険的でも話題に上がるような動画を作ったほうがよっぽどいいと思います。
そして、このPepsi Maxのように、コンスタントに同様の動画をあげていれば、人々のなかにある種の刷り込みが完成します。
オンラインマーケティングはもう次のステージにいっているのかもしれませんね。
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